2005年2月8日に誕生した「Google マップ」。2020年同日にサービス開始15周年を迎え、アイコンが刷新されたのも記憶に新しい。小さな地図を表現していたアイコンから、Googleのロゴと同じ色のピンに変更された。
Google マップ一筋になってどれくらい経つかわからない。Google マップがなんとも使い心地が良く、移動に関するあらゆることをサポートしてくれるため、日頃参照する地図といえば、Google マップだけだと言っても過言ではない。
そんなGoogle マップ大好きな筆者が、2019年に続き2020年も、Google マップの素敵な技の数々を随時取り上げていきたい。本連載では、業務効率化・合理化に役立つGoogle マップ便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第1回目で、PCで使う場合を想定。
1.おすすめの交通手段を表示し、効率的な移動を叶える
Google マップに出発地と目的地を入力した後、その上にある公共交通機関や徒歩などのアイコンをクリックし、適切な移動方法を検索する人は多いと思う。
しかし、その検索方法ではどの移動方法が「そのときのベスト」なのかわからない。今回知っていただきたいのは、最も効率的かつ合理的な移動方法を知る手段である。
出発地と目的地を入力したら、車アイコンの左にある、右方向に向いた矢印アイコンをクリックしてみよう。
こちらは「おすすめの交通手段」を導き出すアイコンで、クリックすると総合的に見ておすすめの移動方法から順に表示してくれる。
例えば、筆者が自宅から御徒町駅への移動を検索した際、検索結果の最上部に出るのは公共交通機関(電車・山手線)での移動方法である。その下には車での最短ルートが表示された。
リーズナブルに、かつ素早く移動できる、Googleおすすめのルートが順に表示されるので、ぜひこちらの機能も併せて使ってみていただきたい。
2.最適な文字入力方法を活用し、地図を効率的に使う
会社やチームで日本語が堪能とは言えない、外国籍のメンバーが働いているケースもあるだろう。彼らがGoogle マップへの文字入力で苦戦しているのを見かけたら、教えてあげてほしい機能がある。
Google マップ左上の検索ボックス横に小さなボックスがある。そこに付いた▼マークをクリックしてみよう。すると、ローマ字入力と手書き入力の手段が表示される。
ローマ字入力を選択した際は、検索ボックスに該当の文字を入力すればいい。手書き入力を選択した際は、右下に手書き用のボックスが表示される。
こちらに文字を書いて、右下の左方向に向いた矢印をクリックすると、手書きの文字が検索ボックスに入力される仕組みだ。こんな方法もあるのだと押さえておくと、何かのときに役立つと思う。
3.印刷機能を活用して、地図情報を紙でもわかりやすく表示する
移動ルートを地図で表示したものを「紙」にしたい。そんなときはGoogle マップの機能のひとつである「印刷」を使おう。
そう言うと、なんとも当たり前の話に聞こえると思うが、Google マップが持つ印刷機能は極めて優秀だ。
まず、Google マップに出発地と目的地を入力した後、画面右上のメニューボタン→「印刷」をクリック。すると、印刷画面に進み、画面上部には「(出発地の住所)から(目的地の住所)」が文字で表示される。
横には出発時間と到着時間、さらに所要時間が、例えば「18:51 - 19:25 (34 分)」のように表示される。その下には「ここにメモを入力できます」とあるメモ欄も。
紙での情報管理に慣れた世代と仕事をするときはもちろん、地図を紙で取り扱う方が好都合だとか、その方が楽だというときに、思い出してほしい機能のひとつだ。
第2回に続く。