出版や手帳などを事業とする日本能率協会マネジメントセンター(JMAM、中央区、単体従業員数406人)の人材育成支援(HRM)事業の統括推進部は、Salesforce.comに特化したクラウド型ビジネスインテリジェンス(BI)ツール「MotionBoard Cloud for Salesforce」を2016年12月から導入。
経営から営業マネジメント層までが同一のダッシュボードで売上進捗、見込みを確認。同レベルで把握できているという。3月9日、MotionBoard Cloud for Salesforceを提供するウイングアーク1st(渋谷区)が発表した。
経営会議で活用する事業部門ごとの売り上げ見込みまとめレポートは、データ集計など数日間かけて作成。最新の数字、つながりの把握が困難などを課題としていたという。
各営業部門ではそれぞれ形式が異なる30種類以上のレポートを活用。データの集計、状況の把握など、同様の課題があったとしている。
Salesforceと連携し、経営メンバー向けに事業部の最新の売上実績を確認できる「経営管理ダッシュボード」を作成。事業部の予算や最新実績のほか、前日と比べて増加した売り上げ、見込み案件など、毎日データを見る価値があるようデータソースを工夫して可視化したという。
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また、営業マネージャー向けに「営業マネジメントボード」を作成。経営層と目線を合わせられるよう、経営管理ダッシュボードからリンクさせている。日々データを確認できるようになったため、コミュニケーションが円滑化。営業メンバーの案件データ更新頻度も向上したという。
データの精度が上がり、経営層から営業メンバーまでが同じ売上実績をリアルタイムで把握。進捗が悪い際は早めに対策できるようになったとしている。
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集計表、グラフなど多彩な表現が可能、自社内でメンテナンスできる点も評価している。Salesforceのチャットツール「Chatter」と連携し、毎週定時に実績レポートを自動配信する仕組みを構築したという。担当社員に課されていたレポートのExcelへの加工、配信作業がなくなり、業務効率が改善したとしている。
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