コンサルティングサービスであるSansan Plus Consultingはアクセンチュア、データ特化型コンサルティングのSansan Plus IntegrationはtoBeマーケティングとリアライズが対応し、同日から問い合わせを開始した。企業情報オプションと反社チェックオプション、アンケートオプションはSansanの単独契約で利用できるが、商談管理オプション、契約管理オプション、リファラル採用オプションはパートナーとの契約も必要となる。

「商談管理オプション for Salesforce」の概要(出典:Sansan)。「商談情報の参照で営業効率が向上するだけではなく、一部に閉じていた情報をSansan経由で展開できる」(尾中氏)
Sansan Plusのパートナーには、セールスフォース・ドットコム、帝国データバンク、アクセンチュア、toBeマーケティング、リアライズなど9社が名乗りを挙げた。各社、以下の通りにコメントした。
- セールスフォース・ドットコム 執行役員 アライアンス事業AppExchangeアライアンス部 部長 御代茂樹氏
「Sansanのデータハブによってデータの精緻化、リッチ化を行う連携ソリューションを利用いただいているが、Salesforceに対するデータの未入力や重複といった困りごとも解決できる。また、Salesforceに格納した商談情報までつながることで商談情報を俯瞰的に把握できる」 - 帝国データバンク 企総部企画課副課長 矢内紘之氏
「2016年からさまざまな連携を行ってきた。データドライブとSansanにおける相互API連携の検討やSansanのデータ統括部門であるDSOC(Data Strategy & Operation Center)と共同研究に取り組んでいる。両社の連携を強化し、データの力で顧客へ提供価値の最大化を目指す」 - アクセンチュア インタラクティブ本部 マネジング・ディレクター 槇隆広氏
「サービスやデータがあっても業務に適用し、成果につなげるにはコンサルティングは欠かせないピース。多くの企業はデータの有効活用という観点では道半ばで喫緊の課題となった。Sansan Plusの取り組みに連動し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する」 - toBeマーケティング 代表取締役CEO 小池智和氏
「企業のデータ蓄積具合とデータを生かしたマーケティングや業務利用には大きな隔たりがある。Sansan Plus Integrationパートナーとして、コンサルティングサービスを提供していきたい」 - リアライズ 代表取締役社長 大西浩史氏
「多くの企業は顧客データが統合、整備されていない、あるいはつながっていないという課題を抱えている。個別業務部門で構築した各システムに対して異なるルールで登録処理された状態だ。あらゆる企業に対して最適なデータマネジメントサービスを提供していく」
オンラインで名刺交換が可能に
「オンライン名刺交換」を基本機能として6月から提供することも同日発表した。自身の名刺情報を交換相手に送受信できる。