2005年2月8日に誕生した「Google マップ」。2020年同日にサービス開始15周年を迎え、アイコンが刷新されたのも記憶に新しい。小さな地図を表現していたアイコンから、Googleのロゴと同じ色のピンに変更された。
Google マップ一筋になってどれくらい経つかわからない。Google マップがなんとも使い心地が良く、移動に関するあらゆることをサポートしてくれるため、日頃参照する地図といえば、Google マップだけだと言っても過言ではない。
そんなGoogle マップ大好きな筆者が、2019年に続き2020年も、Google マップの素敵な技の数々を随時取り上げていきたい。本連載では、業務効率化・合理化に役立つGoogle マップ便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第2回目で、PCで使う場合を想定。
1.フライトの検索から予約まで行い、効率的な移動を叶える
出張で飛行機を使う人もいるだろう。これまでGoogle マップ連載において、公共交通機関やクルマ、徒歩でのルート検索を中心に紹介してきたが、今回は飛行機でのルート検索をとりあげたい。
方法は他の移動方法を調べるときと同様で、出発地と目的地に地名を入れて、飛行機アイコンをクリックするだけでOKだ。空港名を入力しなくても、例えば、出発地に「東京」、目的地に「富山」というように、ざっくりとした地名だけで検索可能。
すると、目的地の下に以下のような情報が表示される。
東京都—富山
直行便(4便/日)
1時間
往復料金、3月29日~4月2日
¥24,680~
その下に表示される「Google フライトの検索結果を見る」をクリックすると、Googleおすすめの便がずらりと表示される。出発時刻に到着時刻、移動時間、金額などもそこで確認できる。
各フライトをクリックすると、足元スペースの広さやWi-Fiの有無などの詳しい情報もまとめられていて助かる。
「フライトを選択」をクリックすると予約画面へと進むのも便利だ。飛行機で移動する際は使いたい機能である。
2.欲しいクチコミを引っ張り出し、欲しい情報に効率良く辿り着く
Google マップの魅力は多々あるが、多くのクチコミが集まっているところも、そのひとつだろう。有意義なクチコミが多いのもありがたい。
クチコミをチェックしたことがある人は多いと思うが、クチコミは「新しい順」「評価の高い順」「評価の低い順」などで並び替えることができるのをご存知だろうか。
特に自分が行く場所に関しては、できるだけ新しい情報を知りたい、というニーズは高いだろう。そんなときはクチコミを新着順に並び替えて確認するのをおすすめしたい。「並び替え」は「クチコミの概要」下に表示される。
数々のクチコミの中から、自分が知りたい情報によりマッチしたクチコミを探したい場合は、「クチコミを検索」する機能を使うといい。
「並び替え」横の検索ボックスに、キーワードを入力しよう。すると、キーワードを含んだクチコミが一覧になり、キーワードが太字で表示される。
3.plus codeを活用して、住所が利用できない場所を効率的に検索する
番地と同じような機能を持つ「plus code」をご存知だろうか。住所を利用できない場合、plus codeを使うと、特定の場所をGoogle マップで検索したり、共有したりできる。
どちらかというと稀なケースではあるが、住所を把握できない(住所が特定しづらい)場所へ行く際、plus codeが使える。plus codeを入手できれば、地図上で目的地の場所を正確に把握できる。
plus codeを使いたいときは、地図の任意の場所をクリックして、ピンをドロップする。画面下にある情報ボックスをクリックすると左側にplus codeが表示される。
plus codeには、6~7個の文字と数字、町名や都市名が含まれる。例えば、JR両国駅を検索したところ、plus codeは「MQWV+F3 東京、東京都」というものだった。
plus code は国によって表示されない場合があるが、基本的に日本国内で使う場合は問題なく表示されると考えてほしい。
第3回に続く。