「Google マップ」大好き人間だから伝えたい“推し小技”--2020年上半期版(3)

池田園子

2020-03-24 07:30

 2005年2月8日に誕生した「Google マップ」。2020年同日にサービス開始15周年を迎え、アイコンが刷新されたのも記憶に新しい。小さな地図を表現していたアイコンから、Googleのロゴと同じ色のピンに変更された。

 Google マップ一筋になってどれくらい経つかわからない。Google マップがなんとも使い心地が良く、移動に関するあらゆることをサポートしてくれるため、日頃参照する地図といえば、Google マップだけだと言っても過言ではない。

 そんなGoogle マップ大好きな筆者が、2019年に続き2020年も、Google マップの素敵な技の数々を随時取り上げていきたい。本連載では、業務効率化・合理化に役立つGoogle マップ便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第3回目で、「iPhone SE」で使う場合を想定。

1.個人的なコンテンツを地図上に反映し、一目で予定を確認できるようにする

 同じGoogle マップでもAさんの見ているものとBさんの見ているものとでは、ちょっと様子が違う。その理由は、Google マップが個人的なコンテンツを地図上に反映してくれるからだ。

 もし、Google マップを自分の予定を反映した、オリジナル要素あふれる画面にしたいなら、予めひとつ設定をしておきたい。

 画面右上にある丸いアイコンをタップ→「設定」→「アカウント設定」→「個人的なコンテンツ」の「個人的な予定」をオンにしよう。

 こちらをオンにしておくと、「Google カレンダー」と「Gmail」から取得した今後の予定に基づいて、地図上に注釈が表示される。

 例えば、予約した飲食店やホテルからのメールをGmailに受信し、Google カレンダーに予定が自動的に挿入されている場合、地図上にはそれらの施設を利用する該当日時が表示される。

 ひと目で「どこを、何月何日、何時に予約している」ということがわかるのは、なかなか便利な機能だと実感することだろう。

2.ローカルガイドとして自分の記録を残し、また行く場所を参照しやすくする

 自分がよく行く場所や記録に残しておきたい場所があれば、投稿機能を使うといい。画面下の「投稿」ボタンをタップしてみよう。

 Google マップでクチコミを投稿したり、写真を共有したり、場所の追加や編集を行ったり、情報を確認したりするユーザーの世界的コミュニティー「ローカルガイド」として既に活動している場合は、ローカルガイドのマイページに飛ぶ形だ。

 ローカルガイドになる方法は簡単で、自分のGoogle アカウントでローカルガイドとして登録し、現在地を選択するだけでOK。

 ローカルガイドとして活動すると、Google マップで、場所に関するクチコミや写真の投稿、場所の追加や編集、情報の更新を行うたびにポイントが加算され、独自の特典が受けられるようになる。

 例えば、写真の投稿をする枚数によっても、加算されるポイントは変わってくる。投稿できる“材料”は多く持っておくに越したことはない。

3.事前の住所登録・通勤タブを活用し、通勤ルートを短時間で検索する

 画面下の「保存済み」→「ラベル付き」には、自宅や職場の住所を登録しておくことができる。移動ルートを考えるのに、なにかと使う機会が多いのが自宅や職場の住所である。登録しておいて損することはない。

 こちらを登録しておけば、画面下の「通勤」をタップすると、現時刻の約5分後に出発する直近の電車を筆頭に、いくつもの通勤ルートが表示される。時間の経過に併せて、情報はリアルタイムに更新される。

 画面上部には「職場まで」とあるが、その横にある3つの丸が横に並んだボタンをタップすると「自宅に戻る」を選択できる。こちらをタップすると、職場から自宅までのルートが表示される。

 乗換案内アプリで、いちいち文字入力して検索するよりも、Google マップの「通勤」タブを使えば、一瞬で通勤ルートを検索できるため、時短化も大いに期待できる。

 第4回目に続く。

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