編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」
海外コメンタリー

最高情報セキュリティ責任者(CISO)とは--今知っておきたい全てのこと

Mark Samuels (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-04-06 06:30

最高情報セキュリティ責任者(CISO)とは

 CISOの役割は、セキュリティ戦略を立案し、データ資産を保護することだ。CISOは通常、これらの目標を達成するために、最高情報責任者(CIO)と連携しながら仕事をしている。

CISOの仕事は

 CISOは情報セキュリティの守り手であり、その役割は、複雑さを増す一方の規制に対処しながら、ポリシーやセキュリティアーキテクチャー、業務プロセス、システムを整えることで、サイバー脅威のリスクを減らし、データの安全性を保つことだ。CISOにとっては、コンプライアンスもリスク管理について理解することと同じくらい重要な要素になっている。

 CISOは、サイバーセキュリティの脅威を取り巻く状況がどう進化しているのか、その進化が企業のセキュリティリスクにどんな影響を与えうるのかを把握するよう努めている。つまりCISOは、マルウェアやハッキングのリスク、内部関係者に起因する脅威、組織内のシステムに存在する未パッチの脆弱性まで、あらゆることを考慮に入れているということだ。情報漏えいが発生した際のインシデント対応では、CISOが中心的な役割を果たす場合が多くなるだろう。

 サイバーセキュリティは重要視されるようになっている。451 Researchとセキュリティ企業のKasperskyが発表したレポートによれば、CISOの大半(89%)が、定期的に取締役会に召喚され、事業部門に対するアドバイスを求められているという。

CISOはどのくらい重要なのか

 一言で言えば、極めて重要だ。Grant Thornton LLPとTechnology Business Management Councilのレポートによれば、ITシステムのセキュリティを確保し、規制に対応することは、IT部門の責任者の最優先事項になっている。サイバーセキュリティに対する支出を増やしたITリーダーは83%に上るという。

CISOには経営陣に対する発言力があるか

 ある程度はある。幸い、CISOの意見を聞く経営幹部は増えている。その一方で、必ずしも企業戦略の中でサイバーセキュリティが重視されているとは言えない。451 ResearchとKasperskyのレポートによれば、CISOの半数近く(43%)は、ほかの事業部門やITの取り組みと予算取りにおいて競合関係にあると感じているという。

 実のところ、この予算獲得競争は、大局的なビジネストレンドに反していると言えるだろう。ほぼあらゆる専門家が、企業がセキュリティに真剣に取り組む必要性はこれまで以上に高まっていると考えているためだ。ところが、KPMGとHarvey Nashのレポートによれば、ITリーダーの30%強が過去2年の間に所属組織が攻撃を受けたと回答しているにも関わらず、セキュリティリスクに対する備えが十分にできていると考えるITリーダーは30%弱しかいない。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]