企業向け「Dropbox」巻き戻し可能に、同時編集防止も--管理画面も刷新

藤代格 (編集部)

2020-03-30 07:15

 Dropbox Japan(千代田区)は3月26日、開発、提供するクラウドストレージサービス「Dropbox」の企業向け「Dropbox Business」のアップデートを発表した。整理整頓やIT部門の管理を促進する機能を強化。シンプルな管理、業務効率化を提供するという。

ファイルロック機能イメージ(出典:Dropbox Japan) ファイルロック機能イメージ(出典:Dropbox Japan)
※クリックすると拡大画像が見られます

 共有フォルダ内ファイルの編集時、ほかのユーザーからの同時編集を防ぐ「ファイルロック」を新たに追加。

 また、ファイル、フォルダの更新を表示される名前、場所、更新日といった関係情報に限定、PCのハードディスクドライブ(HDD)容量を節約可能な「オンラインのみ」に設定できる「スマートシンク」では、数カ月アクセスがないファイルの自動検出を可能にしている。

 個人向けプランの「Plus」「Professional」で活用できる「巻き戻し」機能は、Dropbox Businessのチームでも活用可能になった。管理者はチームのフォルダ、アカウント全体などの全てコンテンツを180日以上前に戻せるという。誤ってデータを削除した場合などの復旧業務がなくなり、短時間で通常業務に戻れるとしている。

巻き戻し機能イメージ(出典:Dropbox Japan) 巻き戻し機能イメージ(出典:Dropbox Japan)
※クリックすると拡大画像が見られます

 Dropbox Businessの管理コンソールにある「インサイトダッシュボード」を刷新。チームのストレージ利用状況、外部ドメインとの共有頻度、各ライセンスの利用状況などの重要度が高いユーザーアクティビティを目立つよう配置したという。IT部門はより効果的、即座に必要な対応ができるとしている。

インサイトダッシュボードイメージ(出典:Dropbox Japan) インサイトダッシュボードイメージ(出典:Dropbox Japan)
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

  5. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]