NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は新型コロナウイルスの拡大防止のため、グループ会社であるコードタクトの授業支援ツール「schoolTakt」の企業向けサービスを活用し、自社の2020年度新入社員研修をオンラインで実施する。また、4月1日に予定されているNTT Comの入社式もオンラインで開催する。
schoolTaktは、タブレット端末やスマートフォン、PCなどデバイスフリーで利用できる授業支援システム。プリセットされている教材のほか、手持ちのPDF教材・写真をアップロードして授業に活用することができる。これにより、生徒の学習状況をリアルタイムに把握することや、生徒同士の解答を共有して学び合う学習環境を構築することが可能になるという。
オンライン研修のイメージ(出典:NTT Com、コードタクト)
schoolTaktの企業向けサービスは「学習する組織」を支援する。既に10社以上で会議・定期報告・日報・研修などに利用されており、状況の視覚的把握やナレッジマネジメントの推進、成果を上げている従業員の行動分析などを通して、相互に学習する組織になることを支援するという。
NTT Comは全社的にテレワークを推進しており、3月中旬時点で6割以上の従業員が在宅勤務をしている。今回の研修は4月1~17日に実施され、内容は社内外講師の講話や各種グループワーク、成果発表会などを予定している。
NTT Comとコードタクトは今後、企業における社員育成やナレッジの共有、コミュニケーション円滑化などの働き方改革や「まなび方改革」を推進していく。そして、多拠点をつないだ遠隔双方向研修のプログラムを充実させるなど、schoolTaktの企業向けサービスにおける機能を拡充させていくという。