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D-Wave、新型コロナ研究で量子コンピューターを無償開放--日系各社も参加

ZDNet Japan Staff

2020-03-31 18:47

 カナダの D-Wave Systemsは3月31日、新型コロナウイルスの研究に向けて量子コンピューターのクラウドサービス「Leap 2」を無償開放すると発表した。この取り組みに日本からデンソーや京セラグループ、NECソリューションイノベータ、MDR、Cliffhanger、東北大学、シグマアイなどが参加を表明している。

 Leap 2は、同社の量子コンピューター「D-Wave 2000Q」の計算資源をネットワーク経由で利用するクラウドサービス「Leap」の最新版で、2月に発表された。従来のLeapの機能に、古典的なコンピューティングリソースと量子コンピューティングリソースの双方を使って問題の解を導出する「ハイブリッドソルバーサービス(HSS)」機能を追加している。同社は、カナダ政府の要請を受けてこのイニシアチブを開始し、Leapにアクセス可能な北米や欧州、アジアの35カ国から新型コロナウイルス対策の研究のために誰でも無償で参加できるとしている。

 Leap 2のHSSでは、利用者が最大で1万の変数を扱い、従来比100倍という巨大な問題を解けるようになるという。新型コロナウイルスの研究では、新しい診断方法の分析やウイルスまん延のモデル化、病院における物流の最適化、供給の分配、医薬品の組み合わせなどの量子アプリケーションを利用できるという。

 シグマアイ代表で東北大学大学院 情報科学研究科 応用情報科学専攻准教授の大関真之氏は、D-Waveの声明の中で、「医療崩壊を阻止するために重症感染者の病院の割り当てを最適化するモデルの開発を進め、評価に着手している」と語った。D-Waveユーザー企業のデンソーは、量子コンピューターの利用ノウハウを生かして新型コロナウイルス対策の研究者を支援すると表明している。

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