国立情報学研究所とシスコシステムズは、全国の大学や短大、高等専門学校向けに、遠隔授業を行うためのウェブ会議システムを無償提供する特別支援プログラムを発表した。180日間を基本としてシスコの「Cisco Webex」を無償利用でき、4月6日から利用を受け付ける。
今回のプログラムは、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うもの。シスコは、ゼミや研究室など多人数でのディスカッション向けとして「Cisco Webex Meetings」、1対多数を想定した「Cisco Webex Events」、グループディスカッションを想定した「Cisco Webex Teams」などを包含したライセンスを無償提供する。ノートPCやスマートフォン、タブレットなどのさまざまなデバイスで利用可能になる。
対象は国内の大学、短期大学、高等専門学校の全教員、職員、学生で、期限は基本としてライセンスの提供開始から180日になる。ただ、利用者から延長の申し出があった場合には、事情を考慮して同社の判断で延長を認めることがあるとしている。
利用の申し込みと問い合わせは専用サイトで受け付ける。