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手書き工程情報をNFCやスマホでデジタル化--ローコード基盤でアジャイル開発

藤代格 (編集部)

2020-04-02 06:30

 金属、合金の伸線加工や伸線、加工品の製造、販売を事業とするトクサイ(新潟県長岡市、単体従業員数90人)は、ローコードアプリケーション開発、実行プラットフォーム「Magic xpa Application Platform(Magic xpa、マジック エックスピーエー)」を活用して6カ月で開発した工程情報収集システムを採用。

 2~3人の担当者が毎日1時間ほどかけて作成していた手書き伝票の記入、転記作業をNFCカードを「かざす」だけでリアルタイムに登録する仕組みに切り替えたという。3月31日、Magic xpaの国内提供を手がけるマジックソフトウェア・ジャパン(新宿区)が発表した。

 製品の製造工程を手書きで伝票に記入。工程が進むにつれて細かく分割していく製品の情報を、都度転記していたという。最終工程の転記項目は約20ほどで、1日に20~30枚を処理。1カ月で大きなポリ袋が一杯になるほどだったという。納入先からの確認依頼などに迅速に対応できず、システム化を検討したとしている。

 汚れに強いという近距離無線通信(NFC)カードと、Wi-FiやNFCを標準装備しているAndroidのスマートフォンを採用。作業者や製品、設備のNFCカードをAndroidスマートフォンで読み取ることで情報がシステムに入力されるという仕組みとなっている。計測器からのデータはBluetoothでシステムに取り込む。

 NFCカードを「かざす」だけの工程情報収集システムを構築し、毎日1時間ほどの工程情報記入、転記作業を数秒に短縮。ボタンを押すだけでデータを引き継いだ伝票が出力できるという。リアルタイムに入力でき、進捗状況の把握、管理もスムーズになったとしている。

 既存の生産管理システムを開発した奏風システムズ(新潟市中央区)が引き続き開発を担当。現場担当者がプロトタイプを活用、現場の声を反映させながらシステム開発、改修を重ねていく“アジャイル開発”を採用したとしている。

 Magic xpaは、クライアント/サーバー(C/S)型やウェブベースのアプリケーション、リッチインターネットアプリケーション(RIA)、モバイルRIAなどが一つの開発環境と手法で構築できるローコードプラットフォーム。

 開発環境となる「EnterpriseStudio」、C/S型のアプリケーションを実行する「Enterprise Client」、サーバーアプリケーションを実行する「Enterprise Server」などがある。

主な製品(出典:マジックソフトウェア・ジャパン)
主な製品(出典:マジックソフトウェア・ジャパン)

 開発したアプリはWindows、Android、iOSなどマルチデバイスで活用可能。OSのバージョンアップやプラットフォームが変化してもアプリケーションの改変不要で移行できるという。

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