チャットワークが「Prisma Cloud」導入--コンテナー環境のセキュリティ強化へ

NO BUDGET

2020-04-08 17:17

 Chatworkは、自社コンテナー環境のセキュリティを強化するため、パロアルトネットワークスのクラウドネイティブセキュリティ基盤「Prisma Cloud」を導入した。パロアルトネットワークスが発表した。2019年11月に同基盤を導入し、ビジネスチャットツール「Chatwork」にセキュリティ通知が転送されるなど、運用管理フローに影響を与えることなく、段階的に本番運用へと移行している。

 Prisma Cloudは、アプリケーションやデータ、クラウドネイティブなテクノロジースタック全体に対して、広範囲なセキュリティとコンプライアンス監視が可能だという。また統合的なアプローチにより、セキュリティ運用チームとDevOpsチームは、開発の俊敏性を維持した上で効果的に連携し、アプリケーションの開発とデプロイを安全に推進できるとしている。

 Chatworkはコンテナーの運用管理に「Kubernetes」を利用しているが、Kubernetesクラスターやコンテナー内部の可視化に課題を抱えていた。オープンソースのモニタリングツールでログは収集していたものの、セキュリティインシデントの監視や通知、遮断などの対策が取れていなかった。

 同社は、現在の運用体制を変更することなくコンテナー環境のセキュリティ課題を解決できることを評価してPrisma Cloudの導入に至った。

 導入後は、Kubernetesクラスターやコンテナー内部が可視化され、コンテナー作成者に頼ることなくセキュリティインシデントに対応できるようになったという。また、ロールベースアクセス制御を含めてKubernetesのセキュリティ構成を見直せるようになり、ポリシーに反するコンテナーを自動的に閉じることが可能になったとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]