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松岡功の「今週の明言」

日本IBM社長が送った「誰にも当てはまる新入社員向けメッセージ」

松岡功

2020-04-10 10:48

 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉を幾つか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、日本IBM 代表取締役社長の山口明夫氏と、アクセンチュア テクノロジーコンサルティング本部シニアマネジャーの関良太氏の発言を紹介する。

「新入社員の皆さんには自分の考えを『一人称』で説明できるようになってほしい」
(日本IBM 代表取締役社長の山口明夫氏)

日本IBM代表取締役社長の山口明夫氏
日本IBM 代表取締役社長の山口明夫氏

 日本IBMグループへ2020年4月1日に入社した新入社員810人に対し、山口氏が入社式で送ったメッセージの中から抜粋したのが冒頭の発言である。今年の入社式は新型コロナウイルスの感染を防止するため、双方向のウェブ形式で開催し、新入社員の家族や先輩社員も自宅などから参加したという。

 2020年の入社式は大半の企業が同様の形式で開催したと見られる。そうした事情もあってか、入社式における社長メッセージの公表が例年に比べて少なかったが、筆者が入手した中で山口氏のメッセージの内容が印象強かったので、ここで取り上げておきたい。

 まずは、IBMの現状についてこう語った。

 「IBMは1911年の創業以来、テクノロジーを活用してさまざまな業種のお客さまとともに多くのイノベーションを創出し、社会基盤を大きく変革してきた。今回のパンデミックという困難な状況においても、世界最速のスーパーコンピューター『Summit』が新型コロナウイルス治療薬開発に必要な低分子化合物の特定に成功するなど、IBMは世界中の企業や研究機関、技術者、開発者とともに最前線で奮闘している」

 次に、IBMの信念と使命について次のように述べた。

 「私たちは『あらゆる枠を超え、より良い未来づくりに取り組む』ことをグループビジョンとして掲げ、お客さまの最も信頼されるパートナーとなることを目指し、デジタル変革とその先を見据えた未来の実現に挑戦してきた。この歴史的な転換点に私たち日本IBMグループは、これまで受け継いできたイノベーションを継続するというDNAを生かし、新しいビジネスプロセスや革新的な社会インフラを生み出すことにより、お客さまや社会の課題解決に貢献していくことが求められている」

 そして、新入社員へこう呼び掛けた。

 「今日から新たな挑戦を始める皆さんには、変化に果敢に挑戦し、お客さま、ひいては世界を変革していくリーダーとなっていただきたい。そのためには、卓越した技術や深い専門知識、幅広い経験を基に、自分の考えを『一人称』で説明できる、もっとも信頼される存在になることが重要だ。自分はなぜそう判断したのかを自分の言葉で説明できなければ、お客さまの信頼は得られない。皆さんが全世界35万人のIBMerの一員として生き生きと活躍し、お客さまや世界中の人々、そして社会に持続的な豊かさをもたらしてくれることを期待している」

 自分の考えをしっかりと「一人称」で説明できるようにすることは、新入社員だけの話ではない。私たちも教訓としたいメッセージである。

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