本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。
今日のポイント
- バリュー投資とグロース投資はどっちが魅力的?
- 株価が割安な銘柄を選ぶことで投資リスクをある程度抑えられる
- 最初はディフェンシブな大型高配当利回り株から投資
- 小型成長株は値動きが荒い
これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。
バリュー投資とグロース投資はどっちが魅力的?
株式投資の代表的スタイルは2つある。1つはグロース(成長株)投資、もう1つはバリュー(割安株)投資だ。読者の皆さんはどちらのスタイルに近い方だろうか。
筆者は25年の日本株ファンドマネージャー経験がある。投資信託や年金などで、20代は1000億円、40代には2000億円以上の日本株ファンドを運用していた。
主に割安株への投資で、ベンチマーク(競争相手)のTOPIX(東証株価指数)を大きく上回るパフォーマンスを上げてきた。割安株をコアとして長期保有しながら、成長株で短期売買を繰り返しつつ、サヤを稼ぐことを目指していた。
株式投資の初心者は、まず割安株投資から開始した方がいいと思っている。配当利回りの高い大型株が最初の候補となる。小型成長株も面白いのだが、値動きが荒いものが多く、注意を要する。