セールスフォース・ドットコムは、パートナー支援プログラムを強化するため、各種トレーニングプログラムや認定資格受験などのオンライン化をはじめとした支援プログラム「DXアクセラレーション2020」を開始した。
「DXアクセラレーション2020」では、新型コロナウイルス感染拡大による影響でオンライン化が急速に進む環境に合わせ、トレーニング各種講座や認定資格受験においてオンラインでの提供を増やすとともに、受講費用を無償または半額にした。
同支援プログラムでは、パートナー企業エンジニアのクラウドスキルの向上、同社製品の知識拡大を目的に、各種トレーニング講座のオンライン提供を強化する。さらに、オンライン版トレーニングの受講料、および資格取得の受験料を期間限定で無償または半額にする。この措置には初級資格の取得のみならず上位資格の取得も含まれる。
トレーニングでは「認定アドミニストレーター試験ポイントスタディ」や「認定Sales Cloudコンサルタント試験ポイントスタディ」が無償オンラインセミナーとなる。また半額対象資格には認定アドミニストレーター(初級資格)や認定Sales Cloudコンサルタント(上級資格)などがある。
また無償で提供されるオンライン講座を受けるための学習プラットフォームとして「パートナー・ラーニング・キャンプ(PLC)」を新たに開設する。これにより、パートナー企業のエンジニアは時と場所を選ばずにトレーニングを受講することが可能になる。
さらに専門ノウハウをもつパートナー企業同士が、デジタル変革(DX)やSalesforceの活用に関わるさまざまな課題の解決や、提案力の向上と市場拡大のための情報共有を行うことを目的としたオンラインコミュニティーを開設する。パートナー各社に呼びかけを行い、5月14日に運用を開始する。
また同社が2018年に米国市場においてDeloitteと共同でスタートした「Pathfinder」プログラムを、日本市場で開始する。このプログラムは、“第4次産業革命”でのキャリアに必要となる技術とビジネススキルの習得機会を提供し、参加者がSalesforceエコシステムでのキャリアを実現するための就業機会を提供する労働力開発イニシアチブとなっている。日本市場向けの取り組みとして、デロイト トーマツ コンサルティングと共同で2020年後半に開始する予定だ。