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日本株展望

不安だらけの今だから、改めて注目--買収価値から割安な「ディ-プバリュー株」

ZDNet Japan Staff

2020-04-21 11:10

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. ハゲタカファンドがいれば狙われる可能性もあるディ-プバリュー株が増加
  2. ブーム渦中の都心不動産、コロナショックでやや需給緩むもオフィスビルは堅調
  3. 解散価値といわれるPBR 1倍を大きく割り込む銘柄が増えている

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

ハゲタカファンドがいれば狙われる可能性もあるディ-プバリュー株が増加

 今回はディープバリュー株の話をする。いきなりカタカナ言葉で意味が分からなかった方もいるかもしれないので、まず言葉の意味を説明する。

 バリュー株とは「割安株」という意味である。株価収益率(PER)・株価純資産倍率(PBR)・配当利回りなどの株価指標から見て割安な株をバリュー株と呼ぶ。といえば、ディ-プバリュー株の意味はもう分かったかと思う。「ディープなバリュー株」、つまり「非常に割安な株」や「激安株」のことである。

 日本の株式市場には、保有不動産に巨額の含み益(※注)があるにもかかわらず、株価が純資産価値と比べて極めて割安な水準にとどまっている銘柄がたくさんある。

※注:時価と取得原価の差額。100億円で買った不動産が120億円まで値上がりしたとき、帳簿上100億円で計上している不動産に20億円の含み益が存在することになる。

 今回のレポートでは、そういう「含み資産株」に改めてスポットライトを当てる。こうした含み資産株は、2005年に大活躍したハゲタカファンド(買収ファンド)がいれば、真っ先に狙われそうな銘柄群である。ところが、2006年以降、ハゲタカファンドは日本からほとんど撤退した。

 ハゲタカが去り、割安な「含み資産株」に敵対的買収を仕掛ける買い手は一時全くいなくなった。純資産価値と比較してかなり割安と分かっていても、注目する投資家がいない状態が長く続いた。

 2019年辺りから敵対的買収が少しずつ復活しつつある。2019年敵対的TOB(株式公開買い付け)がかけられて株価が急騰したユニゾホールディングス(3258)は、保有する不動産の含み益と比較して株価が極めて割安だった。そこに注目した買収ファンドなどが、敵対的TOBを発表し、株価が急騰した。

ユニゾHD株価推移:2019年1月4日~2020年4月20日

出所:賃貸不動産の含み益は同社有価証券報告書。実質PBRは含み益の70%を自己資本に加えて計算したPBR
出所:賃貸不動産の含み益は同社有価証券報告書。実質PBRは含み益の70%を自己資本に加えて計算したPBR

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