ドイツに拠点を置くSAPは現地時間4月20日、共同最高経営責任者(CEO)Jennifer Morgan氏が4月30日付けで退任し、Christian Klein氏が単独でCEOを務めると発表した。
Morgan氏とKlein氏は10月、Bill McDermott氏の退任を受け、共同CEOに指名された。McDermott氏は退任後間もなく、ServiceNowのCEOに就任している。
営業や顧客関連に強いバックグラウンドを有するMorgan氏が、2019年に共同CEOに指名されてからこれほど短期間で退任することは予想されていなかった。SAPによると、Morgan氏と同社の監督委員会は退任について互いに同意したという。
SAPは、現在の環境には機敏性と「非常に明確なリーダーシップ体制」が求められることから、単独のCEOを置く体制で進めるとしている。Klein氏は39歳だ。
Morgan氏は2004年にSAPに加わった。Klein氏とともに共同CEOに就任する前は、クラウドビジネスグループのプレジデントを務めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。