富士通、JAXAの第3世代スーパーコンピューターシステムを受注

ZDNET Japan Staff

2020-04-22 13:50

 富士通は4月22日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から新スーパーコンピューターシステムを受注したと発表した。現行の「JAXA Supercomputer System Generation 2(JSS2)」の後継となる第3世代システムになり、10月から稼働する予定となっている。

「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000」
「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000」

 新システムは、5760ノードの「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000」で構成され、計算シミュレーションでの倍精度(64ビット)の理論演算性能としては現行システムの約5.5倍となる19.4ペタフロップスになるという。また、汎用では465台のPCサーバー「FUJITSU Server PRIMERGY」が導入されるほか、約10PBの高速アクセス記憶装置を含む合計約50PBの大容量ファイルシステムも導入される。

新スーパーコンピューターシステムの概要
新スーパーコンピューターシステムの概要

 現行のJSS2も3240ノードの「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX100」で構成される「SORA-MA」などで富士通製の機器が採用されている。新システムはJAXAのハイパフォーマンスコンピューティング基盤として運用され、衛星観測などの大規模データ解析や共同研究における人工知能(AI)計算処理などに利用されるとしている。

現行のJSS2(出典:JAXA)
現行のJSS2(出典:JAXA)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. セキュリティ

    いまさら聞けないPPAPの問題点、「脱PPAP」を実現する3つの手法と注目の"第4のアプローチ"とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]