シスコシステムズは、新型コロナウイルス感染症に対応する医療機関が仮設で用意する医療施設にネットワーク機器を90日間無償提供すると発表した。
新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、医療機関では感染の疑いがある人などに対応する発熱外来や病床などの施設を臨時に設ける取り組みが広がっている。今回のプログラムでは、臨時施設で利用するルーター、スイッチ、無線LANアクセスポイントを90日間(最大180日間)無料で提供する。なお、設置に関する費用は別途必要になる。
主な想定シーンは、無症状者や軽症者らを受け入れるホテルやイベント会場などを利用した臨時仮設病床や、在宅で待機する医療従事者が病院システムへのアクセスしたり遠隔支援を行ったりするための設備。臨時仮設病床ではLTE対応ルーターでインターネットVPN経由による病院システムへの接続などを可能にする。
また、病院外医療サービスエリアでは、既設の無線LANコントローラーに屋外用の無線LANアクセスポイントを追加することで、病院の駐車場などに設置したテント型医療設備でも簡単にネットワークを拡張できるようにする。
問い合わせ先は同社コンタクトセンター(電話:0120-092-255、平日10~12/13~17時)もしくはウェブフォームになる。