総務省が人工知能(AI)を活用した高速体温測定システム「SenseThunder」を中央合同庁舎第2号館、総務省第2庁舎に導入。
マスクをしたまま来省者の体温を測定可能で、感染症の拡大を防止するという。システムを開発、提供した日本コンピュータビジョン(JCV、千代田区)が発表した。
導入した中央合同庁舎第2号館、総務省第2庁舎の様子(出典:JCV)
SenseThunderは、香港SenseTimeの深層学習(ディープラーニング)技術を活用した顔認証デバイス、サーマルカメラ、管理プラットフォームで構成する。
額の位置を特定し、11万の温度点から体温を測定。非接触、ウォークスルー、マスクを着用したまま、対象者と0.5~1.5メートル離れた距離から0.5秒で測定できるという。誤差は0.3度内で、体温異常やマスク未着用を検知した場合、管理者に即時通知できるとしている。
SenseThunder活用イメージ(出典:JVC)
総務省では体温測定のみに活用する。顔認証による入館管理、来省者の個人情報や画像データ取得はしないとしている。
マスク着用も判別(出典:JVC)