Google CloudとSplunkは米国時間5月5日、新たな戦略的提携を発表した。「Splunk Cloud」をGoogle Cloudで利用できるようにする。
「Splunk Cloud on Google Cloud」により、両社はGoogleの「Anthos」「Cloud Security Command Center」「Stackdriver」とのネイティブなインテグレーションを実現し、顧客がアプリケーション間でデータを共有したり、ハイブリッド環境、マルチクラウド環境から抽出したデータセットからインサイトを得たりできるようになるとしている。
Googleは、Splunk Cloud on Google Cloudのメリットして、Splunkのクラウドモニタリングプラットフォーム「SignalFX」を利用し、Google Cloudのサービスのパフォーマンスを視覚化してモニタリングする機能や、「Google Vault」「G Suite」「G Suite for Gmail」「Safe Browsing」「Big Query」向けの「Splunk Phantom」アプリを利用して、セキュリティインフラのオーケストレーションを実現できることを挙げている。
Google Cloudの最高経営責任者(CEO)であるThomas Kurian氏は、「データは、あらゆる企業におけるデジタル変革の中心にあるものだ。Splunkと提携し、データに基づく企業のクラウドネイティブな戦略の策定を支援できることをうれしく思う」とし、「企業は今後、Google Cloudの信頼できるセキュアなインフラで、ITやセキュリティ、ユーザーの行動などのSplunkのデータ分析機能を利用できる」と述べた。
SplunkはこれまでにAmazon Web Services(AWS)と提携しており、Splunk Cloudは多くの主要なAWSサービスに統合されている。
Splunkによると、Splunk Cloud on Google Cloudは現在、アーリーアクセスプログラムに参加している顧客を対象にベータ版として提供されており、近く一般提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。