メンバーが座席にいるのか、今席を離れていて会議室にいるのかなど、在席状況がひと目でわかるのも仮想オフィスならでは。
メンバーとコミュニケーションを図る際は、自分のアバターを操作して、文字や声、映像など、その時々に適した伝え方を選ぶ。
PC版だけではなく、モバイル版も用意されている。モバイル版ではメンバーの名前をタッチして呼び出すと、すぐに声での会話ができる。電話でのコミュニケーションが多い組織と相性が良さそうだ。
ステータスを目視して効率的にコミュニケーションを図る「My Digital Office」
「My Digital Office」はSococoに近いUIで、オフィスを細かく再現したオンラインデジタルオフィスの外観だ。
デスクや会議室だけでなく電話も備えられるなど、実在するようなオフィスをディティールまで再現している。
メンバーはそれぞれアバターで表現され、現在のステータスや現地時間を確認できる。仕事中・休憩中・会議中などステータスの変化に伴い、アバターも色が変わる。
メンバーの在席状況やステータスが一目瞭然なので、適切なタイミングで呼びかけることも可能。
サービスのウェブサイトに「ステータスをチャットサービスで報告するのではなく、デジタルオフィスにいるチームメートのステータスを目で見たほうが効率的」と書かれているように、テキスト以上に視覚的な要素を大事にしているツールなのだ。
さらに、ワンクリックでビデオまたはチャットでの会議に参加でき、会議のために集まる際に時間をかける必要もない。
「Zoom」などを使ったビデオ会議をするときは、自分のスケジュールに会議名とURLを入力しておけば、チャットで呼び出す必要もなし。小規模チーム(3人まで)であれば無料で利用できるので試しやすそうだ。
仮想オフィスサービスといえば、他によく知られているものには「Remo Virtual Office」があるが、日本語対応はまだであるため今回は割愛した。
2020年2月以降、私たちの働き方は短期間で激変した。そして、この先もウイルスと共に生きる中で、私たちの働き方は変化し続けることだろう。
そんな中「リモートワークはできない」と思い込んでいては、時代に取り残されてしまうかもしれない。ここで取り上げたような、リモートワークの助けとなるツールを用いて、これからの世界に合った働き方を模索してみてはどうだろうか。