本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。
今日のポイント
- 半値戻しを達成した日経平均
- 安値でうまく買えなかった投資家はどうしたらいいか
- 二番底はあるか
これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。
半値戻しを達成した日経平均
5月11日の日経平均株価は前週末比211円高の2万390円となった。これでコロナショックによる下げ幅の半値戻し(2万318円〈※注〉)を達成した。
安値をつけた後は大きな波乱もなく、順調に上昇が続いてきた。世界景気が急激に悪化する中、いわゆる「不況下の株高」である。
違和感を覚える投資家も多いが、株価の先見性を考えると、筆者は特に不思議には感じない。もし半年~1年後に世界経済が正常化に向かうならば、それを織り込んで半年~1年前に当たる今から株価が底打ち、反発を始めるのはよくあることだからだ。