リモートワークを始めて、ウェブ会議システムを活用して、周囲とコミュニケーションを取っている人も多いだろう。
今のところは、なにかと話題になる「Zoom」の独り勝ちに思えるが、ウェブ会議システムはZoomだけではない。例えば「Whereby」をご存知だろうか。
Wherebyは日本語対応していないが、登録に3分ほど時間をかければ、すぐに使い始めることができる、シンプルなウェブ会議システムだ。ここではWherebyの優れたところを8つご紹介したい。
1.Googleアカウントで、気軽かつ簡単に登録できる
「とにかく簡単に、気軽に使い始められること」に定評のあるWhereby。登録時はメールアドレスを登録しなくてもOKだ。
Googleアカウントがあればログインでき、ユーザー登録へとサッと進むことができる。使用時にハードルの高さを感じさせない点で、はじめから好印象を抱かせる。
2.同一のURLをずっと使えて、会議開催が楽になる
Wherebyでは登録時に発行したURLが、自分の「会議室URL」になる。会議を開く度にそれを使い続けることができるのだ。いつ、どんな会議であっても、メンバーが変わったとしても、自分が主催する会議であれば、会議室URLは常に同一となる。
URL発行は簡単で、登録時に出る下記案内に従うだけだ。自分の名前の一部や会社名を含むようにすると、個性を出せていいだろう。
Create your personal room This is your personal link for meetings so make sure you like it
「whereby.com/」の後に独自の文字列が付く形だ。今後誰かとWherebyでオンライン会議をするときは、このURLを共有するだけで済む。
会議室URLを都度発行する手間が省ける——このことは時短につながり、メンバーをすぐに召集できる点で、なんて優れたツールなのだろうと感じられるはず。
3.参加者のハードルも低く、簡単に会議できる
Wherebyはホスト(会議開催者)だけにやさしいわけではない。会議参加者にとっても優れたツールである。
なんとも驚くことに、会議室URLにアクセスし、名前を入力して「Request permissions」をクリックするだけで、ウェブ会議に参加できるのだ。
リモートワークをする会社が増え、オンライン会議システムを複数使っている人も少なくないだろう。そして、その中には取引先のうち1社としか使わないけれど、煩雑なユーザー登録が必要だった、というシステムもあるのではないか。
一方で、Wherebyの「ユーザー登録せずに使用できるライトさ」は、高い評価に値するものだと思う。
4.困った乱入を避けるよう、カギを簡単にかけられる
会議室にカギをかけていない場合、会議室URLを知る人であれば、誰でも会議室に入室できる。とはいえ、会議室URLは独特の文字列でできているから、誰かに教えたり公開したりしない限り、知らない人が乱入してくることはないだろう。
しかし、「カギをかけない」のも無用心だと感じるなら、シンプルな操作でロックすることが可能だ。