日立ソリューションズ・クリエイト、チャットボットサービスを提供

NO BUDGET

2020-05-14 18:14

 日立ソリューションズ・クリエイトは、チャットボット運用部門の導入・維持管理工数の削減を支援する「AIプラス チャットボット案内サービス」の販売を開始した。2023年までに累計1億2000万円の売り上げを目指す。

 同サービスは、人事総務部門や製品保守・社内システム管理部門などの問い合わせに対する「案内業務」に特化しており、自社の人事総務部門と製品サポート部門で実施した実証実験のノウハウを活用し、チャットボット運用に関するさまざまな課題を解決する機能を備えているとしている。

「AIプラス チャットボット案内サービス」のイメージ(出典:日立ソリューションズ・クリエイト)
「AIプラス チャットボット案内サービス」のイメージ(出典:日立ソリューションズ・クリエイト)

 チャットボットは業務効率向上や人財不足解消に向け、さまざまな業務への適用が進んでいる。一方、チャットボットの導入を検討する段階で「大量データの事前準備が困難」「導入後の運用部門の業務負担が増加する」「導入効果だけでなく投資金額の算出も難しい」といった課題があり、導入におけるハードルとなっている。

 同サービスでは、初期データが少ない場合でもFAQ(Frequently Asked Questions)の作成を支援する独自のチャットボット画面により、日常業務をしながらFAQを追加できる。また、人事総務部門で一般的に使用するFAQをテンプレートとして提供するので、FAQを保有していなくても少ない労力でサービスを始めることが可能。

 また人工知能(AI)が類似するFAQを自動抽出し、データ整理についてアドバイスをするため、運用部門は専用のデータ管理画面でメンテナンスできるほか、チャットボット画面から手軽にFAQを追加することが可能となる。また新しく受け付けた質問に対し、AIが推測したカテゴリー情報(担当部門や業務の種類、製品の種類など)を自動で付与する。このカテゴリー情報は、利用者にとって求める回答へ近づくための情報となり、運用部門にとってはその質問に対応する担当者を明確にする手助けになるという。

 同サービスのメニューと税別利用価格は下記の通りで、月額費用はサブスクリプションによる年間契約。FAQの登録数に応じて選択できる定額利用料を設定しており、選択したFAQ数の範囲内であれば、実際の問い合わせや利用者の数が増加しても追加料金が発生しない。また、クラウドだけでなくオンプレミスでの提供も可能なため、顧客企業の要望に合わせて利用形態を選択できる。

「AIプラス チャットボット案内サービス」のサービスメニュー(出典:日立ソリューションズ・クリエイト)
「AIプラス チャットボット案内サービス」のサービスメニュー(出典:日立ソリューションズ・クリエイト)

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