トッパン・フォームズとABBYYジャパンは、ABBYYの請求書処理に特化したAI-OCR(人工知能を活用した光学文字認識)サービス「FlexiCapture for Invoices」を、トッパン・フォームズが5月末に先行販売することを発表した。
同サービスはAI-OCRサービス「FlexiCapture」を基に開発され、OCRの精度が高いほか、さまざまな帳票レイアウトに対応できるとしている。サービス化に当たりトッパン・フォームズでは、人工知能(AI)の教師データの精度を向上させるため約5000パターンの請求書を読み込ませ、あらかじめ多数の請求書フォーマットに対応させている。これにより、複雑な帳票定義を設定することなく利用できるほか、簡単なマウス操作でフォーマットの追加やAI学習が可能になるという。また、RPA(ロボティックプロセスオートメション)といった各種ソフトウェアとの連携機能も無償で提供するため、既存業務へスムーズに組み込めるとしている。
トッパン・フォームズとABBYYは、製造、流通、サービス業などの財務経理部門や管理部門を中心に販売し、2020年度における同サービスの売り上げ1億円を目指す。
(出典:トッパン・フォームズ、ABBYY)