「Outlook」の電子メール署名、デバイスごとの設定が不要に

Catalin Cimpanu (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-05-26 12:00

 Microsoftが6月にアップデートを予定している「Windows」版の「Microsoft Outlook」クライアントでは、電子メールの署名をデバイスごとではなく、クラウドに格納できるようになるという。

提供:ZDNet.com
提供:ZDNet.com

 これまで、Outlook(そしてすべての電子メールクライアント)では、電子メールクライアントをインストールするたびにメールの署名を設定しなければならないという大きな問題があった。

 「Windows」を再インストールしたり、新たなデバイスを使ったりする場合、ユーザーは電子メールの署名をあらためて設定する必要があった。

 同社は6月より、電子メールの署名をユーザーの「Microsoft 365」アカウント内に保存しておき、電子メールの送信時にクラウドからロードされるようにすると述べた。

 この機能によってユーザーは、すべてのデバイスをまたがって同じ電子メール署名を使用できるようになり、古い署名を用いて電子メールを送信するという過ちを避けられるようになる。

 Microsoft 365のロードマップページによると、6月に展開される予定のこの新機能は、「Office 365」とMicrosoft 365の顧客に提供され、まずWindows版Outlookクライアントで利用可能になるという。「iOS」版Outlookや「Android」版Outlookといったその他のクライアントでも後に利用可能になるとみられる。

 一元管理された電子メール署名を複数のデバイスで利用したいという要求は、Outlook関連で近年最も多く寄せられていたものの1つだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]