富士通は5月26日、法人向けノートPCの新モデルを発表した。ノートPC「FUJITSU Notebook LIFEBOOK」シリーズ9機種、Windowsタブレット「Tablet ARROWS Tab Q」シリーズ4機種と、企業向けPCに必要な機能を組み込んだプロセッサー「vPro」に標準対応するワークステーション「Workstation CELSIUS」シリーズのミニタワーモデル「M7010」1機種。いずれも富士通クライアントコンピューティングが製造。5月26日から順次販売する。
LIFEBOOK U7310/D(出典:富士通)
LIFEBOOK9機種は、いずれも第10世代「Ice Lake」プロセッサーを搭載し、「Wi-Fi 6」(802.11ax)に対応するという。
モバイルノートとして展開する「U」シリーズ5機種では、OS「Windows 10 November Update」を搭載。BIOS、ファームウェアへの外部からの不正アクセスを抑止、Microsoftが提唱する「Secured-core PC」対応モデルが選択できるという。
15.6型「U7510/D」、14.0型「U7410/D」、バッテリー交換可能な13.3型「U7310/D」では、フリーアドレスなどでの利便性が向上する外部拡張機器「ポートリプリケータ」を共通化。
プライバシーカメラシャッター(出典:富士通)
物理的にカメラを塞ぐ「プライバシーカメラシャッター」を採用し、不正なハッキング、アクセスといった意図しない操作を防止。利用者の心理負担を軽減するという。
そのほか、13.3型超軽量モデル「U9310/D」、ペン入力可能で液晶画面が360度回転する13.3型コンバーチブル「U9310X/D」を新規提供するとしている。
LIFEBOOK E5510/D(出典:富士通)
スリム/モバイル「E」、A4サイズの「A」シリーズといった大画面搭載モデルとしては、14.0型「E5410/D」、15.6型「E5510/D」「A7510/D」「A5510/D」の4機種を発売。メモリ容量は最大64GB、暗号化機能付ソリッドステートドライブ(SSD)は最大512GBまで拡張できるほか、第三者の覗き見を抑止する着脱可能なプライバシーフィルターを選択できるとしている。
ARROWS Tab Q5010/DE、DB(出典:富士通)
ARROWS Tab Qは、13.3型「ARROWS Tab Q7310/DE」、10.1型「Q5010/DE」の2機種を6月上旬から教育向けモデルとして発売する。最新CPUのほか、防滴、教科書に掲載されるQRコードを読み取り、映像、音声教材などに利用できる「Function Manager-QRコードリーダー」をプリインストールする。
また、法人向けとして13.3型「Q7310/DB」、10.1型「Q5010/DB」を5月下旬から発売する。
販売価格、提供開始時期(出典:富士通)
ミニタワーモデルのワークステーション「CELSIUS M7010」(出典:富士通)