UiPathの説明によれば、Automation Hubは約700社で稼働し、4000個以上のアイデアが各企業の社員から寄せられているという。同社は業務プロセスを記録してファイル化する「Task Capture」を同梱してAutomation Hubの提供を開始するが、Task CaptureとProcess Mining、そして両者をつなげるのがAutomation Hubになる。

UiPath マーケティング本部 プロダクト&イベントマーケティング部 部長 原田英典氏
マーケティング本部 プロダクト&イベントマーケティング部 部長 原田英典氏は「全方位的アプローチで自動可能な業務を発見する」と各製品の価値を強調した。
“開発”フェーズに分類されるStudioXは、既存の「UiPath Studio」が供えるユーザーインターフェース(UI)や機能をシンプル化し、開発者の負担を軽減したRPA開発用デスクトップアプリケーション。新開発した「UiAutomation Next」は、セレクター、あいまいセレクター、画像と3つのエンジンを用いてオブジェクト認識率を向上させている。
また、Excelのセルで変数を代替する機能も供えているため、プログラム初心者もつまずくことなくロボットの開発に取り組めるだろう。ソリューション本部 エバンジェリスト 大森俊秀氏は「Sutdioは数十時間の学習で大規模に活用するが、StudioXは5時間前後の学習ですぐに活用できる」とStudioXの特徴を語った。

※クリックすると拡大画像が見られます
StudioXはStudioと一定の互換性を持つ。StudioX製プロジェクトをStudioで編集し、さらにStudioXで開いて編集できるが、その逆となるSutdio製プロジェクトをStudioXで編集することはできない。また、Studioで開発した共通部品はライブラリ化することでStudioXにインストールすればアクションとして再利用できる。