Googleは米国時間5月26日、20億人の「Gmail」ユーザーに向けて、新たなクイック設定メニューを段階的に提供すると発表した。これにより、異なるレイアウトや設定、テーマなどを簡単に見つけ、試せるようになる。
提供:Google
クイック設定の良いところは、新しい設定を適用する前に変更後のイメージをすぐに確認できることだ。
この機能を利用するには、歯車のアイコンをクリックしてメニューを開く。そこからさまざまなインターフェース、受信トレイのタイプ、表示オプションを選択し、閲覧することができる。変更後のイメージは現在の受信トレイの横に表示される。
クイック設定はまず「G Suite」の即時リリースドメインに26日から提供され、計画的リリースドメインには6月22日から提供される。個人のアカウントにも段階的に提供されるという。
設定メニューの全てのオプションは、新しいメニューの上部に位置する「全ての設定メニューを見る」ボタンをクリックすれば引き続き見ることができる。
クイック設定メニューでは、テキストと情報提示の密度をカスタマイズしたり、受信トレイのタイプを選んだり、メールの内容を素早く確認できるように閲覧窓を追加したり、テーマを適用させることもできる。
Googleはブログで「このようなさまざまなオプションを探しやすくし、リアルタイムで試してみることで、受信トレイの設定変更がどのように反映されるか瞬時に知ることができる。これにより、自分に合った最良のGmailの設定が簡単にできるだろう」と述べた。
Googleによると、クイック設定メニューは既存のGmailの設定により簡単にアクセスするためのものであり、新たな設定項目があるわけではない。また、このアップデートによって現在のGmail設定が変わることはない。
G Suiteの管理者はこの機能に対する管理者権限はなく、エンドユーザー向けにデフォルト機能として組み込まれることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。