ソフトバンクは、Salesforce上のデータをExcelから入力、編集、参照できるサービス「VyNDEX(ヴァインデックス)」を2019年4月から採用。約700人で活用し、入力作業を効率化したという。6月11日、開発、提供するウイングアーク1st(港区、ウイングアーク)が発表した。
同社が商材、案件の管理に不可欠と捉えるSalesforceは、案件の受注予定時期、商談状況、商品の提案金額など、必要なデータ入力項目が多岐にわたるという。
例えば法人第三営業本部では営業1人が約60社を担当し、1案件あたりのデータ入力に3~10分程度の作業時間が必要だという。
近年の事業領域拡大に伴い、営業案件が急増。入力作業の効率化が課題だったとしている。
スムーズに活用できるユーザーインターフェース(UI)、セキュリティ、コストを優先して2018年秋から比較検討。2019年からVyNDEXのトライアル活用を開始したという。
営業担当が使い慣れたExcelからSalesforceに入力でき、トライアルは好評。コストの抑制、セキュリティ担保にもつながり、採用に至ったという。
1案件あたりの平均入力時間を70%以上削減。入力作業負荷の軽減、効率化により入力率が上がったという。活用可能なデータが増え、データ全体の精度も向上したとしている。
VyNDEXは、「spreadface」の名称を変更して2017年3月から提供。Salesforceへの入力のほかにデータの一覧取得や一括更新が可能であり、オフライン時にExcelに入力、編集したデータはオンラインの時に一括更新などもできるという。
ウイングアークが自社活用したところ、商談10件のメンテナンス作業時間約8分が2分に短縮できたとしている。
税別月額利用料は1ユーザー980円。