アシストは6月11日、ビジネスルール管理システム(BRMS)の最新版「Progress Corticon 6.1」の提供を開始した。
同製品は、米Progress Softwareが開発したもの。定型業務や反復業務などをルールベースで自動化し、属人性の排除と組織の生産性向上を図る。ルールエンジンに人工知能(AI)の要素技術となる推論機能を搭載する点が特徴になる。これにより、業務判断の矛盾や欠損で検知し、確認や判断の精度を向上させている。
Corticon 6.1では、データソースへのアクセス機能が強化された。これまでクライアントアプリケーションに依存していたデータ収集処理が、Corticonからさまざまなデータソースへアクセス可能になることで、開発生産性の向上と業務自動化における意思決定スピードのさらなる向上が見込めるようになっている。機能強化の概要(出典:アシスト)
RESTサービスやデータベースのメタデータから語彙を自動生成する機能が追加された。データソースへのアクセス機能では「Microsoft Dynamics CRM」への接続が可能になった。また、Advanced Data ConnectorからRESTデータソースへの接続も可能になっている。
Enterprise Data Connectorでは、システム要件を満たしたデータベースへのアクセスのみを許可していたが、サードパーティー製のデータベースドライバーを取り込めるようになることで、システム要件にないデータベースにもアクセスできるようになった。
さらに、Corticon Server .NET版の実装方式を変更したことで、パフォーマンス改善を図っている。