SAPジャパン、SMB向けERP最新版「SAP Business One 10.0」を提供

NO BUDGET

2020-06-24 17:46

 SAPジャパンは6月23日、中堅・中小企業向けの統合基幹業務システム(ERP)パッケージの最新版「SAP Business One 10.0」の提供を開始した。

 SAP Business Oneは、グローバルでの採用顧客数が170カ国で7万社を超え、日本でも堅調に顧客数を伸ばしているという。最新版では、ウェブクライアント対応、ユーザーインターフェースの強化、承認プロセスの強化、シリアル・ロット番号管理の強化、ユーザー定義項目の強化、財務レポートからのドリルダウン機能やMicrosoft Office 365との統合機能などが追加された。

 ウェブクライアントは「SAP Fiori」の設計原則に基づいており、コアプロセスに加えて、高度な分析チャート機能も提供する。ユーザーインターフェース(UI)は、メニューの新しいアイコンとオプションにより、ツールバーの表示/非表示を切り替えることができるようになった。また、会社データベースとユーザーの切り替えをワンクリックで行える。

 支払い小切手、購入依頼、入庫/出庫、在庫移動依頼、在庫移動に関する伝票の参照が可能になり、新規設定によって承認者は保留状態のドラフト伝票を更新することができる。承認ステータスレポートには、ドラフト更新者、ドラフト更新日付、ドラフト更新時刻、ドラフト注釈フィールドが含まれる。

 シリアル番号管理とロット管理には、売掛予約請求書と在庫転送依頼を更新する機能が含まれる。また宛先倉庫コードと宛先倉庫名がS/N/ロット管理更新フォームに含まれることとなった。財務レポートからのドリルダウン機能では、財務レポートから勘定コード表内の口座レコードにドリルダウンできるようになった。

 さらにOffice 365とOneDriveと統合できるようになり、文書レイアウト、グリッド結果、レポートをExcelとWordにエクスポートすることができる。

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