国立大学法人長崎大学は4月、RPAテクノロジーズのRPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツール「BizRobo!」を本番導入した。BizRobo!は、ソフトウェアロボット「Digital Labor」の導入・運用を支援するプラットフォーム。
国立大学法人長崎大学は、RPAテクノロジーズとスカイライトコンサルティングの支援のもと、2019年11月から業務の洗い出しを行い、長崎大学では教育支援課、学生支援課、人事課、財務管理課、調達課、学術推進課の各部署にて、長崎大学病院では総務課、経営管理課、医事課の各部署にて実証実験を実施した。
その結果、「学生メールアドレスエラー修正通知ロボット」「奨学金休止チェックロボット」「履歴書作成・情報取得ロボット」など10の業務に関するロボットを職員自身が開発し、合計436時間の業務削減が可能となった。
国立大学法人長崎大学では現在、大学内の複数部門でさらなる業務効率化を実施しており、日進サイエンティアの人事給与システム「U-PDS」で自動処理を実現したという。国立大学法人長崎大学とRPAテクノロジーズは今後、メディカルRPA協会とも連携して国立大学法人における人事給与ロボットの開発を進め、「共通ロボ」として全国の国立大学と附属病院に展開していく。