小樽商科大学は、同大学の学生2290人のオンライン授業を支えるオンデマンド教材コンテンツの配信基盤として「Oracle Cloud Infrastructure」を採用した。
配信基盤は約2週間という短期間で完成し、5月7日に開始した2020年前期授業において、200以上の講義で合計約2500以上の教材コンテンツを配信している。
当初、動画コンテンツは、オラクル以外の動画配信サービスにアップロードした動画を学修管理システムにタグ付け公開する形での対応し、動画以外のコンテンツについては学修管理システムへアップロードし公開することを予定していた。しかし、ネットワーク接続拠点の混雑により、パフォーマンスや安定性で問題が生じる可能性が懸念されたという。
そこで限られた時間の中で代替サーバーの構築を検討し、短期間での展開、配信コンテンツのインフラとして実績のある性能や安定性、データ転送料やサポート費などのIaaSに関連する隠れたコストがない予測可能なコストを評価し、Oracle Cloud Infrastructureを選定したとしている。