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「防災訓練」を実施せよ、NECソリューションイノベータのサイバーセキュリティ対策 - (page 2)

松岡功

2020-07-02 07:00

BCMの一環でもあるサイバーセキュリティ対策

 以上が、新サービスの概要だが、こうしたサービスが出てきた背景には、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、世界各国で医療関連データの不正取得や社会の混乱に乗じて金銭奪取を狙うサイバー攻撃が増加していることが挙げられる。

 攻撃手法は、標的型攻撃メールや脆弱性を狙うものが主流だが、最近はその中でも、テレワーク用機器の脆弱性を狙った攻撃が増加している。

 一方、企業では、管理下にあるシステムすべてにセキュリティ対策を講じていたとしても、過去に構築したテスト環境が放置されている場合、それがサイバー攻撃の足掛かりになってしまうリスクがある。

 また、標的型攻撃のターゲットとなるアカウント情報やメールアドレスの漏えいなども、依然としてサイバーセキュリティ上の大きなリスクとなっている。

 そこで、NECソリューションイノベータはサイバー攻撃者の視点で、インターネット上の公開情報から顕在化していないリスクを洗い出し、必要な対策を提示する今回の新サービスを提供することにしたという。

 筆者が今回このサービスを取り上げたのは、サイバーセキュリティ対策における「BCM(事業継続マネジメント)」を実施できるからだ。

 BCMとは、「BCP(事業継続計画)」を“絵に描いた餅”にしないように、その内容に基づいて平常時でも定期的に訓練し、継続的に改善していく活動のことである。そのためにPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを回し続けることから「マネジメント」と表現される。ピンと来なければ、端的に「防災訓練」をイメージしていただいてもいい。

 企業のBCP対策については、東日本大震災のときにその必要性が叫ばれ、今回のコロナ騒動で改めて注目された。要は、大地震やパンデミック(感染症の世界的大流行)の際にも事業を継続する手立てを講じるものだが、最近ではそこにサイバーセキュリティ対策も加えられている。

 つまり、今回の新サービスは、まさしくサイバーセキュリティ対策における防災訓練の実践である、ということを改めて強調しておきたい。

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