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ハイパーコンバージド「VxRail」強化、EPYCを搭載--エッジでの利用も視野 - (page 2)

河部恭紀 (編集部)

2020-07-02 07:45

 不揮発性メモリーモジュール「Intel Optane Persistent Memory」もオプションとしてVxRailに追加された。同メモリーは、DRAMクラスの高パフォーマンスを安価に提供するとともに、大幅なメモリー容量の向上を可能にする。同オプションのサポートは「VxRail Pモデル」からになる。市川氏は、「手ごろな価格でデータの永続化、性能とメモリー容量の最大化を提供するので、『SAP HANA』のような大容量メモリーを要求するアプリケーションに最適なオプション」と説明した。

 ハードウェアとともにVxRailのソフトウェアについても発表があった。

 VMwareがサーバー仮想化基盤ソフトウェア「vSphere 7.0」を4月3日にリリースしたのに伴い、「VxRail 7.0.000」が4月28日にリリースされている。従来ならば、vSphereのメジャーバージョンの初期リリースではなく、次のアップデートリリースまで待ってVxRailを対応させていた。

 しかし、vSphere環境へのアップグレードパスをいち早く提供する目的で、アップデートを早めたと市川氏。バージョンナンバリングも、わかりやすさを重視し、同梱される統合管理ソフトウェア「vCenter Server」とvSphereに一致するようになっている。

 これにあわせて、ハイブリッドクラウドの基盤となる「Dell Technologies Cloud」を構成する「Dell Technologies Cloud Platform(DTCP)」が強化されている。

 ハイブリッドクラウドを支えるソフトウェアとして、仮想マシンの管理とコンテナのオーケストレーションを実行する「VMware Cloud Foundation(VCF)」をVxRailに統合した「VMware Cloud Foundation 4.0 on VxRail 7.0」では、「VCF統合アーキテクチャー」構成が可能となった。管理ドメインとコンピューティングワークロードを集約可能なアーキテクチャーで、最小4ノードからのスモールスタートができるようになっている。

 従来可能となっていた「VCF標準アーキテクチャー」構成では、管理ドメインとコンピューティングワークロードはクラスターを分離する必要があり、最小構成7ノード(推奨構成8ノード)。ユーザー用仮想マシンはワークロードドメインに配置し、管理ドメインとは別のvCenterで管理する必要があった。

 現時点において、統合アーキテクチャーは標準アーキテクチャーへの変更はできず、その逆に、標準アーキテクチャーで導入したものを統合アーキテクチャーに変更することはできない。将来的な拡張を考慮して導入するアーキテクチャーを決定する必要がある。

 市川氏は、統合アーキテクチャーにより、顧客のハイブリッドクラウド移行の迅速化を支援できるのではと考えを述べた。

VCF on VxRail アーキテクチャー

 また、「VxRail 4.7.510」でのアップデートにより、ライフサイクル管理(LCM)機能が強化され、アップグレード前のヘルスチェックのスケジュールや実行が可能になっている。クラスター全体を特定のVxRailのバージョンに再イメージすることやノードのダウングレードもできるようになっている。

 VxRailの販売施策として「VxRail 2020 キャンペーン」を展開する。パートナー向けにVMwareと共同でニューズレターを創刊するとともに、同社製品を紹介する“Did You Know”ビデオシリーズとして「Dell EMC VxRail」編を公開するという。

 社内体制も強化し、社内組織横断的にバーチャルチーム”VxRail Super Stars“を編成し、「技術、サービスサポート、ビジネス開発で一丸となってVxRailを推し進めていく」(上原氏)とともに、ストレージ部門とサーバー部門もより密に連携していくという。

 税別価格は、第2世代Xeon Scalable Processor搭載のVxRail Dシリーズが670万円から、第2世代EPYC搭載のVxRail Eシリーズが600万円から、VMware Cloud Foundation 4.0 on VxRail 7.0は個別見積もり。デルとMCジャパン、両社のビジネスパートナーから7月2日から提供される。

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