経済産業省が、2019年から複数部局で試験導入していた名刺管理サービス「Sansan」を正式採用。「現場」に即した政策を立案、実行すべく、つながりを省内で共有、効果的に活用できるかを検証し、生産性やパフォーマンス向上が見られたという。7月7日、サービスを提供するSansan(渋谷区)が発表した。
名刺のデジタル化で整理時間を削減。時間、場所を選ばずに他職員が持つ名刺にアクセス、企業情報、コンタクト履歴が確認できるという。確認時間削減に加えて人脈を可視化し、情報共有が活性化したと説明。
名刺交換した人、企業に関するニュースをSansan上で表示できるため、企業、業界の最新情報を効率的に把握。業務効率化、省内外での情報交換や意見交換機会の創出にもつながるという。
Sansanが6月16日に発表、拡充した「オンライン名刺」機能も職員約4000人で活用。名刺とは別にSansan上でデジタル名刺を発行、付与し、オンライン上で相手に送付できるため、企業のデジタル化の入り口となり得るという。地方と都市部との物理的な距離を縮め、地方経済活性化としても期待できるとしている。
オンライン名刺機能は、Sansan画面上からリンクの生成が可能。自分の氏名、メールアドレス、社名、肩書、登録済のプロフィール写真データなどを送付できるという。
オンライン名刺機能のイメージ(出典:Sansan)
受領相手がSansanユーザーの場合、Sansanへのインポート、送り返しなどが可能。非ユーザーの場合、vCard形式や名刺の画像として活用できる。