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日本株展望

マザーズ好調いつまで?米ナスダックとは別物--荒い値動きに注意

ZDNet Japan Staff

2020-07-08 10:37

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 日経平均の上値が重い中、東証マザーズに短期資金が集中
  2. ワクチン開発で期待されるアンジェスは赤字続き
  3. 上げるときも下げるときも値動きが大きい東証マザーズ

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日経平均の上値が重い中、東証マザーズに短期資金が集中

 コロナショック後、日経平均株価とNYダウの戻りが遅い中、東証マザーズと米ナスダック総合指数が好調だ。マザーズもナスダックも早々と暴落前の高値を超えている。

東証マザーズ指数・米ナスダック総合指数、日経平均・NYダウの値動き比較:2020年2月21日~7月7日

注:コロナショックで世界株式が暴落する直前、2月21日の値を100として指数化
出所:楽天証券経済研究所が作成
注:コロナショックで世界株式が暴落する直前、2月21日の値を100として指数化
出所:楽天証券経済研究所が作成

 日経平均とNYダウの戻りが遅いのには共通の理由がある。コロナ危機でダメージを受けている製造業やオールドインダストリーの比率が高いことである。NYダウでいうと、航空機大手Boeingや建設機械大手Caterpillarが足を引っ張っている。

 一方、東証マザーズとナスダックの上昇率が高いのにも共通の理由がある。コロナ危機がきっかけで成長期待が高まったバイオ・医関連株やリモートワーク・リモート会議・Eコマース関連株の比率が高いことである。

 米ナスダック総合指数は世界のITインフラを支配しているGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の構成比が高く、コロナ後に一段と成長する期待が高まっている。筆者は、ナスダックの成長株は引き続き投資価値が高いと考えている。

 それでは、東証マザーズのバイオ株の投資価値はナスダックと比較してどうだろうか。筆者はマザーズ成長株はナスダック成長株ほど高く評価することはできないと考えている。マザーズ成長株は将来有望でも、まだ売り上げや利益を十分に上げていない株が多いからである。

 世界で活躍し、巨額の利益を稼いでいるナスダック成長株とは、業績や財務が全く異なる。その例としてアンジェスの現状を解説する。

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