スーパーストリームは7月15日、人事給与システム「SuperStream-NX」で新たにAI-OCR(人工知能技術を用いた光学文字認識)機能「SuperStream-NX AI-OCR」を8月1日から提供すると発表した。経理業務の効率化を支援するという。
「SuperStream-NX AI-OCR」の画面
新機能は請求書の処理に特化したクラウドサービスとなる。PDF化されたさまざまな書式の請求書データをアップロードするとクラウド側で内容を画像認識し、SuperStream-NXに自動で仕訳けることができる(個別ルールも設定可能)。オプションを活用して証憑管理やe文書にも対応する。
複数のユーザー企業による先行検証では、請求書1500枚当たり正読率は8~9割ほどという。同社ではスキャン実績を深層学習に用い、正読率の精度を継続的に向上できるようにしている。
製品を担当する取締役 企画開発本部長の山田誠氏は、コロナ禍に伴うテレワーク実施企業でも経理担当者が紙の請求書処理などのためにオフィスに出社せざるを得ない状況があると指摘。今回の新機能は、経理担当者の業務を改善するための1つと位置づける。
業務フロー
利用はサブスクリプション契約となり、料金は年1万2000枚(月間1000枚が目安)の処理を1セットとして、1セット年間120万円となっている。