経済産業省は、名刺管理サービス「Sansan」を正式導入した。約4000人の職員が名刺を電子化してオンラインで管理する。名刺の整理や人脈の確認に費やす時間を減らし、企業情報や接触履歴の確認もできるようになった。
同省では2019年に複数の部局で同サービスを試験的に導入し、効果を検証していた。その結果、生産性の向上や情報収集の効率化が確認された。
また名刺を交換した人や企業に関する情報を表示・告知する機能を使うことで、企業や業界の最新動向を速やかに把握できるようになった。さらに、個人で管理する名刺情報を部局横断で人脈情報として可視化することで情報共有が活性化され、省内外での情報交換や意見交換の機会の創出にもつながったという。