Google Cloudと自動車メーカーGroupe Renaultは米国時間7月9日、Renaultが同社の効率改善のために、Google Cloudのアナリティクス、機械学習、人工知能(AI)のサービスを広範なイニシアチブで導入すると発表した。
RenaultはGoogle Cloudを使用して、製造、サプライチェーン、生産、サステナビリティの向上を図る。同社はデータ管理プラットフォームを強化し、「インダストリー4.0」を加速させたい考えだ。
Renaultは5月、今後3年で20億ユーロ(約2400億円)のコスト削減を行う計画を明らかにした。同社は2019年に販売台数が3.4%落ち込み、さらに新型コロナウイルスの打撃を受けている。同社は、1999年に日産自動車と戦略的に提携し、2016年には三菱自動車がこのアライアンスに加わった。三菱自動車もGoogle Cloudの顧客だ。
Renaultは2016年に、同社グループの世界22拠点と2500台以上のマシンから得られる産業データを活用すべく、独自のデジタルプラットフォームを立ち上げた。Google Cloudは、Renaultの現行の産業データ管理プラットフォームを最適化する。
さらにGoogle CloudとRenaultは、従業員のデジタルスキルの強化でも提携し、インダストリー4.0の加速に向け、スキルを向上できるようにする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。