日本オラクルは7月9日、野村総合研究所(NRI)が世界で初めて「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」を採用したと発表した。
Oracle Dedicated Region Cloud@Customerは、顧客のデータセンター内に専用のOracle Cloudリージョンを構築するマネージドサービス。NRIは自社のデータセンター内で統制を確保しつつ、Oracle Cloudで提供されるサービスを利用することができる。
NRIは、第1フェーズとして金融業向けSaaS型ソリューションを、オンプレミス環境からOracle Dedicated Region Cloud@Customerへ移行する。自社データセンター内に環境を構築することで、NRIがこれまでSOC2やFISCなどを基準に整備してきた高度な金融統制を維持しつつ、オラクルが提供する多くのクラウドサービスやツールも活用することができ、顧客へのビジネス価値向上に寄与できると評価した。