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日本株展望

意外?米国株高を支える3つのサプライズに注目

ZDNet Japan Staff

2020-07-17 10:55

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. びっくりするほど上昇している経済サプライズ指数
  2. びっくりするほど低下している米国の実質長期金利
  3. 意外(?)いまだに株式の平均配当利回りは債券金利より高い

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

1.びっくりするほど上昇している経済サプライズ指数

 コロナ不安がくすぶる中、米国市場では7月入りしてダウ平均が約4.1%上昇した(15日)。多くの機関投資家がベンチマークにしているS&P500指数(時価総額加重平均指数)は9日に50日移動平均線が200日移動平均線を上抜ける「ゴールデン・クロス(GC)」を形成した。「米国株式が強気相場入りした」ことをテクニカル面で確認したことを示す。

 一方、ダウ平均の正式名称は「ダウ工業株30種平均」(修正単純平均株価指数)で、ボーイングやキャタピラーなど工業株(資本財株)の株価軟調から大きな影響を受けた。ナスダック大型株の堅調の影響(効果)を享受してきたS&P500指数に対し、ダウ平均は出遅れ気味だった。

 図表1は、「米国経済サプライズ指数」とダウ平均の推移を示したものである。初めて経験するウイルス問題でエコノミストの見通し(市場予想)が慎重傾向だったのに対し、発表された経済指標が「予想ほど悪くなかった」や「予想より良かった」が続いたことを示す。実体経済は良くないが、「意外に」予想を上回ってきたということである。こうして、「景気敏感株」への物色が強まったことがダウ平均の戻り基調を支えてきたと言える。ダウ平均にもGCが見込めるかもしれない。

 一方、16日に発表された中国の第2Q・実質GDP(国内総生産)成長率(前年同期比)は+3.2%と第1Q(▲6.8%)からプラス転換。事前の市場予想平均(+2.4%)を上回りった。中国経済が主要国に先駆けて浮揚した事実は世界景気にとり好材料だと思う。

<図表1>米ダウ平均の堅調を支える「経済サプライズ指数」の上昇

*米国経済サプライズ指数=Citigroup U.S. Economic Surprise Index
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2019年7月初~2020年7月15日)
*米国経済サプライズ指数=Citigroup U.S. Economic Surprise Index
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2019年7月初~2020年7月15日)

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