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役割増すCIOの次なるステップ--CEOに昇進する可能性はどれほどか

Mark Samuels (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-07-28 06:30

 新型コロナウイルスの感染が拡大すると、企業は、わずか数日間で、オフィス中心の仕事の進め方から在宅勤務に移行しなければならない状況に追い込まれた。そして、クラウドコンピューティングの力を借り、対人距離を保ちながら仕事をする手段として憧れの在宅勤務を導入したのが、最高情報責任者(CIO)だった。

 CIOは、企業のビジネスを動かし続け、顧客にサービスを提供する新たな方法を見つけた。大小の企業が、目前の先の見えないビジネス環境を乗り切ろうと奮闘する中、将来に向けての計画では、CIOが推進するデジタルトランスフォーメーションに大きな期待が寄せられる可能性が高い。

 これは、CIOの役割が変わってきているということだろうか。CIOは技術の専門家だと思われがちだが、彼ら自身は、以前から自分たちにはもっと大きな役割を果たせると主張してきた。極限状態の中でも戦略を立案し、リーダーシップを発揮できる能力を持つCIOであれば、次の最高経営責任者(CEO)になることも可能なのではないか?

 First Quantum MineralsのグローバルIT責任者を務めるDavid Allison氏は、可能だと考えている。

 Allison氏は、「当然だ。CIOは組織のあらゆる側面に何らかの形で関わっている。私は、業務時間の多くを、企業の業績発表を聞いたり、市場の動向を調査したり、銅の価格や投資家の状況を調べたりして過ごしている。おそらく、ITの運用に関する数字を見るよりも、そちらに多くの時間を費やしているだろう。CIOは対外的な面や戦略的な面、意思決定の面に目を向けることが多くなっているが、これらはすべてCEOにふさわしい資質だ」と述べている。

 人材紹介会社Harvey NashでCIO紹介事業の責任者を務めているLily Haake氏も、CIOがCEOになれない絶対的な理由は存在しないと考えている。「テクノロジーはあらゆるビジネスに不可欠のものであり、CIOを経験した人材が次のリーダーになってもおかしくはない」とHaake氏は言う。

 表面的に見れば、この議論は納得できるものだ。DeloitteとWSJ Intelligenceの調査によれば、業績が好調な企業では、事業目標を達成するにあたってテクノロジーの利用を重視する率が通常の2.5倍大きい可能性があるという。CIOは以前から、企業経営におけるテクノロジーの意味を考えれば、彼らはほかの経営幹部よりもビジネスを広く理解しているはずだと主張してきた。

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