中央発條、製造業向けERPをインドネシア拠点に導入--業務標準化を推進

NO BUDGET

2020-07-17 15:37

 自動車部品メーカーの中央発條は、インドネシアの自社拠点にインフォアの製造業向け統合基幹業務システム(ERP)「Infor CloudSuite Industrial」を導入した。2019年後半に稼動を開始し、同拠点における出荷、売上、調達、倉庫、会計の管理機能を担っている。

 中央発條は、自動車部品メーカーとして、自動車に組み込まれるバネやコントロールケーブルなどの開発や製造、販売を手掛けており、コントロールケーブル技術を応用し、自動車部品以外にも製品の幅を拡げている。

 同社は近年、5カ国10拠点の海外拠点を設けるなど、積極的な海外展開を推し進めてきた。一方で海外拠点はそれぞれ異なる基幹業務システムを導入しており、運用方法も異なるため、日本本社で正確な情報をリアルタイムに入手することが困難となっていた。

 そこでInfor CloudSuite Industrialを採用し、日本で標準化した業務を海外拠点にも適応して日本本社からの集中管理やグローバルオペレーションに対応することとした。

 Infor CloudSuite Industrialの導入後、インドネシア拠点では日本と同様に業務を標準化しており、出荷処理の入力作業の撤廃やコード体系の統一による変換工数の削減、データの一元化による二重入力の廃除など、業務の効率化を実現している。今後、インドネシア拠点での在庫管理の精度向上や決算早期化などのさらなる業務の改善を進めるとともに、海外他拠点に関しても標準化モデルを展開していく予定だ。

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