アイ・エス・ガステム、顧客の申込業務を完全電子化--年間約500時間の工数削減へ

藤本和彦 (編集部)

2020-07-20 14:19

 LPガスの供給やガス機器の販売を手がけるアイ・エス・ガステム(千葉県船橋市)は、RPAテクノロジーズが提供する「BizRobo! Paper-free」を導入した。2020年3月に開始した電気小売り事業「ISGでんき」の申込処理に活用している。

 アイ・エス・ガステムでは、ISGでんきのサービス開始当初から、申込処理業務をできる限り省力化したいと考えていた。紙での申込みは記載ミスによる手戻りなどの工数や転記処理に年間800時間程度が必要になると想定しており、業務プロセスの効率化が課題となっていた。

 BizRobo! Paper-freeは、紙で運用していた帳票を電子化してタブレットに表示し、手書き入力情報を入力時に電子データ化する情報入力プラットフォーム。入力時点でのデータ化や後続処理までの業務プロセスをRPA(ロボティックプロセスオートメーション)やAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)と連携することで、業務全体のデジタル化を推進する。

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 ISGでんきの申込方法を電子化することで申込時の記載ミスを防ぎ、手戻り発生による人的コストを削減する。また、申込情報の転記作業を減らし、転記時のミスも防ぐことで削減工数は年間で約500時間と想定しています。

 ISGでんきの運用には既にRPAを活用しており、業務の省力化に成功しているという。紙の申込書をデータ化した後は、電気小売り事業専用の顧客管理システムへ転記したり、申込者の契約切り替え申請業務が発生したりする。こうした作業をRPAロボットで肩代わりさせることで、人の手がほぼかからなくしている。BizRobo! Paper-freeとひも付けつことで、より効果が高まると考えている。

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