世界最大級の花き卸売企業、ERP近代化で子会社の経営改善

NO BUDGET

2020-07-22 11:26

 世界最大規模の花き卸売企業であるオランダのDutch Flower Group(DFG)は、子会社であるBloom-Green Partners、Van Dijk Flora、Superflora、JZ Flowersのビジネスプロセスの自動化と資源の有効活用、生産性の改善のために、流通・卸売業界に特化した統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「Infor CloudSuite M3」を採用した。

 DFGは、毎週平均して7500万本の花、1000万束の花束、1000万本の植物を消費者に届けている。同グループでは、業務の9割を自動化して手作業を減らすこと、プロセスの統合化によってExcelを使った作業を減らすこと、業務における生産性の低下や品質悪化につながるような水面下の見えない問題をなくすことを目標としている。こうした目標を実現するには、ロジスティクスと財務管理を統合したERPが必要だったという。

 CloudSuite M3は、中規模~大規模な製造業、卸・流通業、アフターマーケットのサービス事業者向けに特化したERPパッケージ。複雑なバリューチェーンの問題を解決するとともに、多言語、多通貨、複数会社、複数サイトに対応している。特に、食品・飲料業界やファッション、化学、設備・機器レンタルサービス、流通業に適しているとしている。

 DFGは、CloudSuite M3について、高度な統合機能を備えたERPとしてプロセスを適切に改善でき、さらなる自動化によってプロセス改善を支援できると評価している。

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