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組織の目標と社員の業務をつなげて一元管理--Asanaが目標管理の新機能

藤本和彦 (編集部)

2020-07-22 07:00

 Asana Japanは7月21日、SaaS型の業務管理基盤「Asana」に目標管理の新機能「ゴール」を追加したと発表した。新機能では、会社・組織の目標・戦略と従業員の日々の業務・結果をつなげて一元的に管理することができる。

 同日に開催された説明会で、Asana Japan 代表取締役 ゼネラルマネージャーの田村元氏は、米Asanaが2020年6月3~15日にかけて、オーストラリア、ドイツ、日本、英国、米国で6000人を超える知識労働者(ナレッジワーカー)を対象に実施した調査を紹介。

 これは、世界中の企業が目標の設定、追跡、伝達にどのようなアプローチで取り組んでいるのかを知るためのもので、勤務先の企業が組織全体の目標を効果的に設定し、伝達できていると考える回答者は16%、自分自身の仕事が勤務先の企業の目標にどのように関連しているのかを明確に理解している回答者は26%だったことを明らかにした。日本だけに絞るとさらに状況は深刻で前者の回答は6%、後者は15%にとどまるという。

 こうした状況を踏まえて、田村氏は「多くの企業で目標と実際の仕事が分断されている」と指摘。目標管理がうまくいかないと組織は機能不全を起こし、組織の目標が明確ではないと「社員が誤った仕事の優先度付けをする」「チーム内で意見の食い違いが発生する」「社員のモチベーションが上がらない」といった多くの弊害が生まれるという。同氏によると、Asanaのゴール機能はこれらの課題を解決するためのものになる。

 Asanaは、チームでの仕事やプロジェクト、タスクをオンラインで管理するためのツール。2012年に最初の製品をリリースし、有料顧客数は2020年2月時点で世界で7万5000超になる。日本では既に1300社以上が利用しているという。これまでは業務管理に特化した機能が多かったが、今回の機能追加で目標管理が強化された形になる。

 ゴール機能の主な役目は、チームのメンバーが目標管理手法の一つである「OKR」(Objectives and Key Result:目標と主要な結果)を明確にすることにある。チームメンバー全員が「それぞれの業務が会社全体の目標にどう貢献しているのか」「特定の仕事が優先されるのはなぜなのか」「最終的にそうした仕事が会社のミッションにどんなインパクトを及ぼすのか」といったことを知ることができる。それによって、メンバーそれぞれが目的意識を持って最高の仕事をしようという高いモチベーションが生まれるのだという。

 ゴール機能を使うにはユーザー当たり月額2700円のBusinessプランが必要になる。その他には、無償で使えるBasicプラン、ユーザー当たり月額1200円のPremiumプラン、個別見積もりのEnterpriseプランがある。

 米Asana 製造部門長のAlex Hood氏によると、世界で10億人以上いるナレッジワーカーのうちおよそ3%しかワークマネジメントツールを活用していないのという。昨今のコロナ禍でますますその重要性が増しており、テレワークとオフィスワークが組み合わさったハイブリッドな業務環境においても、組織全体・部門の目標や個人の仕事の全体像が見えることが必要になる。そうした中での同社のビジョンは「組織のためのナビゲーションシステム」になることだと説明した。

Asanaが提唱するワークグラフ Asanaが提唱するワークグラフ
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