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マイクロソフトが発表した新ブランド「Dataflex」--その中身と経緯を解説

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-07-22 13:46

 Microsoftは最近、多くの製品でブランドを刷新している。今週もまた、新たに「Dataflex」という新ブランドが発表された。このブランドは、コラボレーション基盤「Teams」とローコード開発基盤「Power Platform」を利用している顧客向けのものだ。

Dataflex
提供:Jukka Niiranen氏

 MicrosoftのコーポレートバイスプレジデントであるAlysa Taylor氏は、同社のパートナー向けカンファレンス「Inspire」の初日である米国時間7月21日に合わせて、この新ブランドを紹介するブログ記事を投稿した。同氏はその記事で、「Teamsは、Dataflexの導入によって、チームワークのハブから、あらゆる仕事のハブへと拡張されることになる」と述べている。

Dataflexとは?

 Microsoftの別の記事によれば、Dataflexは「Teams用の新しいローコードデータ基盤」であり、リレーショナルデータストレージ、リッチデータタイプ、エンタープライズ水準のガバナンス、ワンクリックでのソリューションデプロイメントを提供する。Dataflexを使えば、「Power Apps」や「Power Virtual Agents」を使って、Teams用のアプリやチャットボットを構築できるという。

 また、Dataflexは「Common Data Service」(CDS)上に作られたものであること、さらにCommon Data Serviceの名称が「Dataflex Pro」に変更されたことも説明されている。

Dataflexの分かりにくさ

 そもそも、CDSの歴史そのものがかなり込み入っている。それに加えて、「Dynamics 365」チームは名前やライセンスモデルを頻繁に変更する傾向がある。

 Microsoftが2016年にDynamics 365をリリースしたときの説明によれば、Dynamics 365は「Common Data Model」(CDM)上に構築されたCRM(顧客関係管理)/ERP(統合基幹業務)基盤だとされていた。当時、CDMはビジネスエンティティーの格納と管理のためのビジネスデータベースだと言われていた。

 ところがその後、MicrosoftはDynamics 365の基盤について、CDMではなく「Common Data Service」を使って説明するようになった。さらに、「Common Data Service for Apps」や「Common Data Service for Analytics」といったものも登場したが、これらは実際には、最初のCommon Data Service上に作られたものではなかった。その後、Common Data Service for Appsは「Power BI Dataflows」に変更され、Common Data Service for AnalyticsがCDSとして残った。

DataflexとTeamsの関係は?

 Inspireの発表に戻ろう。今後、Teamsで使用されるCDSは公式に「Dataflex」と呼ばれるようになった。さらに、CDS自体にも「Dataflex Pro」という新しい名称が与えられた。

 Microsoft Most Valuable Professional兼Forward Forever Power Platform AdvisorのJukka Niiranen氏によれば、Dataflexは今後、Teamsの利用権が含まれている全ての「Office 365」と「Microsoft 365」のサブスクリプション契約で追加料金なしで利用できるようになる。

 またDataflex Proは、アプリ1つ当たり10ドル、アプリ数無制限の場合は40ドルで利用できるという。このライセンスモデルはPower Appsのものに似ている。

 Niiranen氏は、「Dataflexは、Power Platformを使ったアプリ構築とプロセス自動化ツールを一般に広く使えるようにするために、当然進むべき次のステップだ。Teamsに付属するバージョンは、自分のチームが抱えているビジネス課題を解決するために新しくアプリを作ろうしているが、Dataflex Proで提供している企業レベルでの管理・開発機能までは必要としない人を対象としている」と説明する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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